食育の原点は味覚から。「おいしさ」を伝えるプロになる

協会設立への想い

協会設立への思い

未来を担う子どもたちの健康をつくる。

私は、アレルギーのある子供を持ち「何とか子どもを他人並みに…」という思いを支えに、十数年間、ひたすらに「無添加・手作り」に徹し、肉体的にも精神的にも、大変な毎日を過ごしました。

子どもが高校を卒業し、親として少し気持ちに余裕ができはじめた頃、さまざまな勉強会に出席し「子どもの身体に起きた症状の根源が、親である自分にあった」という事実を知りました。

親が提供する毎日の食生活という習慣が、子どもに大きく影響することを知り、「もっと早く知っていれば…!」という無知に対する後悔を強く感じました。

“何を食べればあなたと家族が健康に生きてゆけるのか?”
この答えを、一人でも多くのみなさまにお伝えしたい、これが、協会設立の原点です。

本来「味覚」は、根源的で本能的な感覚であり、食べ物が身体に入る“第一関門”です。しかし、近年の食生活・習慣の乱れで、「おいしさ」の基準は大きく変わってきています。味覚が持つ役割や素材を見分ける知識、能力を身につけ、健康的な食生活を送ることができるようになる、「味覚の育成教育(MIIKU)」が必要です。

未来を担う子どもたちとその家族が健康に生きるために、「味覚やおいしさ」の知識と感性を身につける。

そしてそこから、人としての幸せや健康に生きることの大切さを学び取っていただきたい、これが協会の願いです。

数年後には「味覚教育」が、学校、幼稚園・保育園での授業として導入されることで、生きる根幹である「食の知識」としてあらゆる世代の方に広く認知される社会が実現できるよう活動したいと考えております。

日本味育協会 代表 宮川 順子

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